2017年10月1日から最低賃金の改正があり、愛媛県の時給は「739円〜」になったみたい。
今回、全国的にガッサーと見直しが入って、全国加重平均額は25円引き上げの「848円」のようです。
※加重平均額とは、単純に足された賃金額を事業社数で割るんではなく、組合員数を考慮した。一人あたりの実質の値上げ額だよーという意味。
愛媛県の最低賃金が低いと思う件
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では今回の改正で愛媛県はどうなったかというと、加重平均額を「109円」ほど下回っているものの、前回よりはアップしたみたい。
厚生労働局の表を時給の高い順で並べてみたので以下に紹介します。
全国加重平均額 | 848 | - |
都道府県名 | 最低賃金時間額【円】 | 発効年月日 |
東 京 | 958 | 平成29年10月1日 |
神奈川 | 956 | 平成29年10月1日 |
大 阪 | 909 | 平成29年9月30日 |
埼 玉 | 871 | 平成29年10月1日 |
愛 知 | 871 | 平成29年10月1日 |
千 葉 | 868 | 平成29年10月1日 |
京 都 | 856 | 平成29年10月1日 |
兵 庫 | 844 | 平成29年10月1日 |
静 岡 | 832 | 平成29年10月4日 |
三 重 | 820 | 平成29年10月1日 |
広 島 | 818 | 平成29年10月1日 |
滋 賀 | 813 | 平成29年10月5日 |
北海道 | 810 | 平成29年10月1日 |
栃 木 | 800 | 平成29年10月1日 |
岐 阜 | 800 | 平成29年10月1日 |
茨 城 | 796 | 平成29年10月1日 |
富 山 | 795 | 平成29年10月1日 |
長 野 | 795 | 平成29年10月1日 |
福 岡 | 789 | 平成29年10月1日 |
奈 良 | 786 | 平成29年10月1日 |
山 梨 | 784 | 平成29年10月14日 |
群 馬 | 783 | 平成29年10月7日 |
石 川 | 781 | 平成29年10月1日 |
岡 山 | 781 | 平成29年10月1日 |
新 潟 | 778 | 平成29年10月1日 |
福 井 | 778 | 平成29年10月1日 |
和歌山 | 777 | 平成29年10月1日 |
山 口 | 777 | 平成29年10月1日 |
宮 城 | 772 | 平成29年10月1日 |
香 川 | 766 | 平成29年10月1日 |
福 島 | 748 | 平成29年10月1日 |
島 根 | 740 | 平成29年10月1日 |
徳 島 | 740 | 平成29年10月5日 |
山 形 | 739 | 平成29年10月6日 |
愛 媛 | 739 | 平成29年10月1日 |
青 森 | 738 | 平成29年10月6日 |
岩 手 | 738 | 平成29年10月1日 |
秋 田 | 738 | 平成29年10月1日 |
鳥 取 | 738 | 平成29年10月6日 |
高 知 | 737 | 平成29年10月13日 |
佐 賀 | 737 | 平成29年10月6日 |
長 崎 | 737 | 平成29年10月6日 |
熊 本 | 737 | 平成29年10月1日 |
大 分 | 737 | 平成29年10月1日 |
宮 崎 | 737 | 平成29年10月6日 |
鹿児島 | 737 | 平成29年10月1日 |
沖 縄 | 737 | 平成29年10月1日 |
(参考:地域別最低賃金の全国一覧 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/ )
京都府を境に、全国平均を下回っている地域。
九州&四国は、福岡を除いてほぼ最低賃金グループに属する。
というか、IT関連の企業が爆速的に福岡で爆速的に増えているのに、全体の賃金はそこまで上がっていないことに驚き。
四国でいうと、香川→徳島→愛媛→高知の順番。
京阪神に距離が近い方が賃金が高いのでしょうか??
福島と香川の間でググッと値段が上がっているのがわかる。

柳川が基本的に東京・神奈川・大阪をはじめ、都会の仕事を取ってくるのには、こういう理由もあります。
新居浜で働くことも考えたのだけど、労働時間と賃金を比較したら在宅で都会の仕事まったりやってる方が割に合っている。
狭いパイを市内で取り合うより、都会から新居浜へお金流し込んで、税金収めた方がプラスなんじゃね? 的なゆるい考え。
(まあ、たった一人の微々たる収入で何が変わるねん!って話はおいておくw)
もちろん、安定的な収入もボーナスもないので一長一短あるとは思うけれど、
新居浜や愛媛、四国でWEB制作の営業になかなか本腰を入れれないのはこういった賃金格差の事情もあります。
やりたい気持ちはあるんですけどねー。
コネもないですしねー。
愛媛県の賃金を考えてみる

もし、愛媛県と全国平均の最低賃金でそれぞれ5時間のパート勤務をすると仮定します。
1日あたり545円違って、1週間に3回、月に12回出勤すれば月あたり6,540円違ってくる。
それを○年続ければ……??
もちろん、地域によって土地の値段は異なれば物価も違うのかもしれない。
ただし、物価でいうと都会だから四国だからといって、そこまで価格に大きな違いは無いと思うます。
実際1年と半年ほど四国に住んでみたところ、娯楽が少ないせいか、遊びに使う浪費系の支出は大幅に減りました。
洋服も「ブランド服」や「小洒落たもの」を必要以上に持たなくても済む。
あと、物々交換の習慣が思っていたより多いので四国でも十分住んでいけます。
社会に出る前に「”世間”を学ぶ授業」があったらいいのに
こっからは余談なんやけど、社会に出る前に世間ってやつを学ぶ授業とかあってもいいのになーと思うw
っていうのも、高校を卒業して初めてしたアルバイトは今でいうサービス残業上等な会社。
出勤切る前に店の掃除や品出しなどの作業をしてから回転ギリギリにタイムカードを切って、
閉店後は15分以内に退勤カードを切って、それから閉店後の作業を終電まで続ける。
もし、15分を超えていた場合は管理者が手作業で時間を修正して「切り忘れ」の文字を書く。
ゴミ袋を集積所に持って行くように命じられて、帰るのが遅かっただけなのに。
ただ、大学を出て社会に出てしばらく経つまで、
それこそ飲みの席で上司に「それ、違法残業だってwブラック乙w」なんて言われるまで気づきませんでしたよう。
それが当たり前ーやと思っていたから。
あと、上司に酒を注ぐ時はラベルを上に〜とか、エレベーターのマナーとか社会で必要なスキルいろいろ。
たまたま新人研修が整った環境にいると、自然と上司や人事から教わる機会もあるのかも知れないけど、
暗黙のルール系を教えてくれるのはネット情報か面倒見のいい人がいる環境がないと気づけないものー。
最低賃金だって、実際は柳川みたいに”サービス労働”があれば実働に対する賃金も変わってくるマジックもあるし。
なにが言いたいのかっていうと、
愛媛県の賃金、あげていきたーい! ていうか四国&中国がんばろーぜ!
って話w
うちの相方もパート時給がほんのちょびっとだけ上がったらしい。
それでも首都圏時代から比べると全然足りないと嘆いているw
最低賃金を全国で統一すれば、地方活性化に繋がると思うんだけどなぁ。
そんな単純な事じゃないってのは想像できるけど。。。w