家族が増えると、その土地の習慣に触れる機会も多くなります。
私が住んでいる愛媛県新居浜市では内祝いに命名札を添えて贈る文化があるらしい。
出産祝いと内祝いのやり取りをインターネットや育児雑誌で学ぶものの、こういう地域特有の話って本当にずっと住んでいた人と話さないとわからない。
ずっと住んでいた人にとっては当たり前じゃないの?ってなるので、やっぱり話さないとわからない。
新しい発見で毎日驚きの連続ですが、今日は四国の風習と思われる『命名札』について紹介したいと思います。
【スポンサード広告】
この記事をサクッと流し読み
命名札とは
命名札とは産まれた赤ちゃんの氏名を書いた短冊みたいな長方形の紙のことを言います。
- 名前を書いているだけのもの
- 顔写真つきのもの
と、色々なタイプがあるようです。
どうやら出産祝いのお返しをするときに添えて渡し、もらった方は受け取った相手は壁や神棚に貼って飾るらしい。
昔はお七夜の時に子どもの成長を願って神棚や床の間に貼りつけていたようです。
昔は子供の成長をお願いする使われ方が、現在は知人への挨拶代わりに、時代の流れによって用途の意味合いも変わってきているようですね。
何それ!??(wktk)
命名札の習慣がある地域
主にインターネットを使って独自に調べた所、命名札は北海道、四国、中国の一部、九州、沖縄の風習で使われているそうで。
ちなみに、私の父方の実家は山口県になるのですがそんな文化なかったっぽい。(兄も私もなかったので)
奈良・大阪(母方の実家)にもそんな話は聞いたことありません。
奈良、というか母方の実家は文化・習慣にうるさい系なのですが、命名札の話だけは一度もされませんでした。
命名札の利用シーン
これは、数人の新居浜出身の人から話を聞いたんですが、命名札を受け取った時の主な流れは以下の通り。
- 壁に貼る(神棚付近に貼る家も。我が家はリビングのよく目につく壁です)
- 来客時に、会話のきっかけになったりする
- 外す時期は人それぞれ、特に明確なタイミングはないらしい
来客時に、
とか会話のネタになりそうなかんじ。
全くもって知らんでしたわい!!
命名札を知ったきっかけは夫婦間の会話の”ズレ”
内祝いの品をあーだこーだ言いながら選んでいた時に命名札の存在を知りました。
夫氏は先程紹介した「命名札」の話を、
私はお七夜モード時の命名紙、よくFacebookの出産報告とかでUPされている子供の名前が書かれた「色紙」の話。
しばらくアンジャッシュ的な会話が繰り広げられていきます。
再び、それぞれカタログorPCを眺めながら商品探しを進める……
5分ほどして、再び夫から
再び、カタログを眺め始める。
が、この辺りで、なんだか話が平行線になってるくね?とお互いに違和感が出てくる。
ここで私の何か知らない習慣が存在することに気づくのであった。
命名札について二人の着地点
命名札が具体的にどの地域で広まっているのかは存じませぬが、とりあえず新居浜では命名札を添える風習があるみたい。
しかし、関西出身の親戚・知人に送ると使い方がわからず困惑するのでは?と考えますた。
仮に私が受け取ったならば、短冊と勘違いする→とはいえなんか大事そうな紙っぽくて扱いに困る→ネットで調べて意味を知る流れになります。そして、あまりそういった習慣がないのでちょっと「うーん、どうしよう」って感じ。
もちろん、めでたいことなんだし、頂けるのはありがたいんだけどね。
一人暮らしの1Kの部屋、あの薄暗い部屋にペタっと知人の子供の名前の紙を貼るのはなんだか違和感を抱いてしまうのだ。
という訳で、我が家の場合
- 夫関連で頂いた方への内祝いには命名札セット
- 関西方面で頂いた方への内祝いには命名札なし
と分けることで着地しました。
ちなみに、我が家では自分達で書くこともなく、楽天の筆耕屋に注文をお願いしましたとさー
こちらのお店。まとめて注文したんですが、クリアファイルにがっちりガードして丁寧に発送してもらったので細やかな対応がよかったのでオススメです。文字も画像のようにしっかり・はっきりとした筆で書いて頂いたタイプ。
短冊型命名書【命名札 命名用紙】【毛筆】【代筆】
|
以下の店舗でお願いするかも悩みました。顔写真付きの命名札。こちらはふんわりした字体だなーという印象。
出産内祝い お返しに 愛来オリジナル 写真入り 命名札(短冊)<6枚入><※【内祝い/お返し/出産内祝い/ギフト/名披露目/名開き/御七夜/お七夜/結婚祝い】>【のし包装・メッセージカード対応不可】【入学祝い】
|
顔写真入りの命名札も可愛い印象なので、素敵だなーと思いました。
友人に贈る命名札であれば、こっちを選んでいたかもしれませぬ。
我が家が贈る相手がもれなく目上・年上の方々ばかりだったのでシンプルに文字だけの命名札で注文しましたとさー。
後日、貼られている命名札を目撃す
娘のお食い初めを義実家で開催したのですが、貼られていましたよ、命名札。
神棚付近に貼っていただいていました。
なるほどーと思い、余った命名札を我が家に貼りましたが、友達がいなければ訪問客が来ることもない我が家の命名札は専ら夫婦が愛でる紙となってます。
関西(奈良?)は厄年出産の場合、捨て子の儀式があるよ
以下余談ですが、関西方面では厄年に産んだ場合”捨て子の儀”というものがあります。
母親が子供を神社に置いていって、その晩は子供と別々の場所で寝るというもの。
今年前厄に入る私は一応厄年出産に入るのかなー?等思いつつ、実家からもそれとなく「やらんのか」的な突っつきが入る。
話にはうっすら聞いていたけど、娘と離れて1日を過ごすのは考えられなかったのと、単純に「なんか(やらなくて)いいやー」と思ったので、やってません。
まとめ
”郷に入れば郷に従え“ということわざがありますが、郷に知り合いいなけりゃ郷の習慣、わからんし!
今まで知らなかった四国の習慣・風習を知れて面白いと思う反面、
と、これっていつまで飾っておくんやろ?というのが少し気がかりです←
誰か剥がす目安、知っていれば教えてくだしあ!!
これからも、がんじがらめに縛り付けられることなく、自分たちが「いいな」と思ったことは取り入れていこうと思いマッスル!
命名札全国区だと思ってた・・・
妹は1歳の誕生日になる頃にそろっとはがして
アルバムに入れてます
私は10年単位で冷蔵庫に張り付けてましたw
引っ越しのときに片しましたw