こんにちは、スタッフの千尋です。
私は大のお茶好きでして、美味しそうなお茶を見つけては日々試しています。
日本茶、中国茶、紅茶、ハーブティ……お茶にもいろいろな種類がありますが、みなさんは緑茶・烏龍茶・紅茶がすべて同じ茶葉から作られているのをご存じでしょうか。
色も違うし味も違うのに……?
その理由は製法が異なるからで、たとえば紅茶は茶葉を発酵させたものです。
では同じ紅茶でも味や香りが違うのはどうして……? まずはそこについて説明しましょう。
この記事をサクッと流し読み
紅茶の味や香りの違い……理由①フレーバードタイプ
たとえば特徴的な香りがするアールグレーは、茶葉にベルガモットの香りづけをしたフレーバーティーと呼ばれます。
他にも林檎の香りづけをしたアップルティーなど、はっきりとわかりやすい香りがついている紅茶は、すべてフレーバーティーだといえます。
茶葉自体に香りづけをしているため、香りが異なるのは当然であり、茶葉そのものの差ではないというわけです。
紅茶の味や香りの違い……理由②茶葉の産地が違う
たとえば巷でよく売られているダージリンティーとウバの違いは、茶葉の産地が異なります。
ダージリンはインドのダージリン地方の茶葉で作られた紅茶。ウバはスリランカが産地。
気候が違えば植物の育ち方も変わるため、味や香りに違いが産まれてきます。
紅茶の味や香りの違い……理由③収穫時期や製法が異なる
同じお茶の木から採れる茶葉でも、収穫時期によって味や香りが変わります。
春に採れる一番茶はファーストフラッシュ、夏ごろ採れるセカンドフラッシュ……などなど。
また、発酵度合などの製法の違いも、当然味に影響を与えます。
最近密かな人気……和紅茶は普通の紅茶と何が違うの?
当店でも取り扱いを始めた『和紅茶』。
なんとなく普通の紅茶とは違うのだろうけれど、どう違うのか……ずばり、茶葉の『産地』が異なります。
先ほど緑茶と紅茶は同じお茶の木から作られると言いましたが、それってつまり、日本産の茶葉を使った紅茶を作れるということ。
これまであまり出回らなかったため馴染みが薄い方も多いでしょうが、実は昔からある国産茶葉で作られた紅茶のことを『和紅茶』と呼び始めたのです。

原材料…茶(国産)です
和紅茶は優しい香りと味
じゃあ実際どんな味がするのか……気になりますよね。
これまで私が飲んだ和紅茶の傾向は、香りや味がマイルドで飲みやすい、というものでした。
紅茶って独特の香りや渋みがあってそれが魅力ではあるのですが、ちょっと苦手……という方もいると思います。
そんな方でも和紅茶なら、案外すんなり飲めるのではないかなと。
私は優しい味わいのお茶が飲みたい気分の時や、お茶請けなどを食べず、ストレートですっきり飲みたい時に和紅茶を楽しんでいます。
外国産のコクや香りを楽しみたいとき、国産の優しい味わいを楽しみたいとき……そんな風に飲み分けるのもいいかもしれません。
気になった方はぜひ試してみてくださいね。
コメントを残す