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タワーレコード略してタワレコ新居浜が閉店するってよ

 

●タワレコ新居浜店、2017年2月28日で閉店

もう随分と昔から音楽業界はきついって言われていました。

ビデオがDVDになるように、ブルーレイになるように
カセットテープがMD(ミニディスク)になるように

まあ時代とハードウェアに流されまして、有形→無形になりまして。

 

ダウンロードコンテンツが主流になっていけば、CDショップには何のために訪れるんでしょうか。聞いたことのない新しい1枚をwktkしながら捜索しにいくのか、馴染みのスタッフと会話を楽しむためにいくのか、千差万別です。

握手券やライブの先行予約や限定ポスターや初回限定ジャケットやら。

そのうち、ソシャゲのようにランダムジャケットなんてのも出てくるんじゃないでせうか。購入する時は銀色の袋でジャケ隠されてて、封をあけたら48人の中の1人がジャケットになってる、とかね。既に全何種類の中から1枚カードが封入!されたりしそうですね。

射幸心煽りまくりですが、実際映画の鑑賞時にフィルムネガ風アイテムをランダム配布したり、実例はあるからね。そうやって「付加価値」にばっか目がいっちゃうと、なんか本質が「ハズレCD」に埋もれていってる気がするんです。

 

●「曲<付加価値」になって何年経つんだろう

この音楽を手元に残しておきたくてお小遣いから買っていたCDが、爆買いだったり、限定トラックだったり、音楽以外の楽しみ方でもCDが使われるようになりまして。CDショップはCD自体の価値が下落したり、CDの代用品が世に出れば出るほど、「マジ辛いwww売れねえwww」ループに陥るわけで。

純粋にいい曲は勝手に広まるツールは生まれたんですが、CD業界はきついのは「ダウンロードコンテンツがあるんだもの」だけではないと個人的には思ってます。「買ってでも残したいもの」がなかなか世に出なかったり、出ていたとしても「届いてほしい人」に届いていないんじゃないかと思ってます。それ以外にも理由はあると思ってます。JASRAC!

レンタルビデオ店とかも今後課題がありそう。ネットとテレビが完全接続されて一定期間視聴できるようになれば、現物を借りる理由が「高画質」だったり、CD同様「付加価値」を極めていったり。映像がほしい!と思えば円盤を買うので、「買うまではいかないけど、店に訪れて借りたい理由」が必要になりますのう。

個人的にソシャゲをガリガリ作ってる時も、コンシューマーゲーム業界に憧れは凄い持っていました。否、現在進行形で思ってます。

買ってでもこのゲームは手元に残しておきたい」とか「なんかあった(データ吹き飛んだりダウンロード中止になった)時に備えて」みたいな気持ちにさせる物が作れるってクリエイター冥利に尽きるんじゃないでせうか。サービス終了すれば、データ削除で何年も考え抜いたデータは一発で空になりますので、気持ちいい程に。

とはいえ商業=ビジネスでゲームを作ってるので、利益のためにはガチャの企画もスタミナ消費もシナリオもキャラクターも声優のキャスティングも考えますお。

ちなみに、このキャラ使えねえけど可愛いから使うとか愛してるとか、クソ性能でも俺の嫁すぎて使うなんて呟きを見かけた日には、こっそりモチベーションあげてます。単純にゲームの性能以外に価値がつくれて&それが評価されて嬉しい的な。

 

話が大幅にずれたので、元に戻すと。

●儲けがないなら辞めるわね

ってことですかね。利益をもとめる団体が儲けなくても続けるのには、相応の信念と労力と忍耐が必要です。

同じように「紙が書籍が売れなくなる」など言われている本屋とかはいろいろな策を講じているみたいです。本好きの店員が「これは面白い」って独自の視点でセレクトした本屋とかその他いろいろ。それでも100万冊ベストセラーとか毎年出たりしますからすげえと思いまする。

いろいろと、随分偉そうなこといって気を悪くされたら申し訳ないです。

日々精進。