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香川の山が昔話の山のような丸いおむすびの形をしている理由

高速道路で香川県を走行中、香川県の山の特徴的なフォルムに気づいた経験はありませんか?

いかにも狸が出てきそうなポコポコした形状はお椀型のような、おむすび山のような。

昔話に出てくる「ザ・里山」を連想してしまって仕方がないのです。

今日は香川県の山の形について調べた内容を紹介したいと思います。

香川県の山が丸いお椀のようなおむすび山な理由

飯野山は香川県のおむすび山の代表格

【引用:Wikipedia】

香川県をウロウロする度に山の形状が気になって仕方がないので、調べてみた。

高松自動車道を走行中、坂出JCT付近でポコっとしたお椀型の山が前方の遠景にドーンと見えてきます。この山は飯野山といって讃岐富士と呼ばれる山で登山もできるとか。

讃岐七富士と呼ばれる山々が香川各地にあるよ

高速道路から見える山を調べていると、香川県には讃岐七富士と呼ばれる山があることを知りました。

いずれもおむすび山っぽいポコポコしたフォルムの山。

  • 讃岐富士(丸亀市と坂出市)
  • 三木富士(三木町)
  • 御厩富士(高松市檀紙町から国分寺町)
  • 羽床富士(丸亀市と綾川町)
  • 綾上富士(綾川町)
  • 高瀬富士(三豊市)
  • 有明富士(観音寺市)

以上が讃岐七富士に挙げられている山々です。香川県各地に散在してるね。

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香川県の山は昔、火山だった?

さて、

柳川あこ
なんで香川県の山って昔話に出てきそうなポコポコ丸い山なの?

現在こちらの情報を正しいものにアップデートするべく調査中です。情報が確認でき次第、更新します(2021.7.2更新)

という疑問の答えが、ネットで見つかりました。

遠い昔、1000年前以上に活動していた火山が現在の香川県の丸い山の正体です。

さらに地層的な説明になりますが、香川県の山の殆どは風化や侵食されやすい花崗岩でできています。

【引用:Wikipedia】

花コウ岩は石材だと”御影石”なんて呼ばれていて、お墓の石等に使われます。

その中の一部は、花崗岩の上に風化・侵食しにくい安山岩が乗っています。

【引用:Wikipedia】

この風化や侵食に強い安山岩が乗っている部分だけが残り、現在のおむすび形の山ができたと考えられています。

安山岩の残り方によって山の形は変わってきます。

安山岩が少しだけの場合は讃岐富士のようなおむすびの様な形になり、帯状に安山岩があると屋島のような台地地形になります。

安山岩は火山噴火によってできる岩なので、香川県と火山が全く関係がないわけではありませんが、実際に噴火したのは1000年前で現在は死火山です。

大昔に香川で火山活動があったなんて、なんだか太古ロマンを感じてしまうぜ!

まとめ

山同士が連なっている隆々とした険しい山脈ではなく、緩やから弧を描いた山肌のラインがいかにも昔話ちっくで見てて可愛い。

丸っこくてかわいい。

走行中のよそ見は危険ですが、もしサービスエリアやパーキングエリアで香川県の山を見る機会があれば是非チェックしてみて下さいなー。