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保護犬と暮らして思うこと。

こんにちは、スタッフの千尋です。
以前の記事で元野犬の保護犬さくらを迎えたとお伝えしましたが、その後のお話です。

保護犬をお迎えした話。

さくらは人と暮したことがない&かなり怖がりな子だったので、我が家に来た頃はケージから出られず、散歩も夜しかできませんでした。
大人しく賢い子なのでそれほど手はかかりませんでしたが、私たち家族の一挙一動に驚き、警戒する日々にストレスが溜まってないか心配していたのですが……。

現在の姿。

8か月経ったいま、人慣れ完璧!とはいかないものの、私たちに怯えることもほとんどなくなりました。
大きな音はまだまだ苦手ですが、掃除機をかけても、息子が家の中でラジコンカーを走らせても動じないようになってきています。
そしてそして、課題だった散歩もるんるんで行けるように。

我が家に来た頃とは別犬のよう

昼間の散歩も、尻尾を振っていけるようになりました!
(リードが二本あるのは、首輪抜けした場合の保険です)

初めてさくらが尻尾を振って散歩に行こうと誘ってくれたときは、涙が出るほど嬉しかったです。

家の中ではケージの引きこもりが続いていたので、思い切ってとっぱらったところ、
相変わらず指定位置からほとんど動かないものの、リラックスした寝姿も見せてくれるように。

こんなにだらけています

しかもここ最近は、猫や息子にじゃれついて遊ぶようにもなってきました。
保護団体の方から「野犬は純粋な子供にほど心を開きやすい」と聞いていたのですが、
最初は息子の予測不可能な動きをだいぶ怖がっていたので、
うちは当てはまらないだろうなあ……と思っていたのに。

気がつけば、お世話をしている私のことよりも、息子の方を好きになっていました。
尻尾ぶんぶん振って、息子にじゃれついているさくらを見ていると、
(じゃれついてもらえない)私は一抹の寂しさを覚えますが(笑)、
やはり野犬は賢いな……と唸ってしまいます。

犬は人の声音や体臭の変化などで、機嫌を敏感に察知するようで、
野犬は五感が鋭いぶん、そう言った能力が高いのだそう。
子供は純粋でまっすぐ向き合ってくるからこそ、野犬にとっては裏表なく安心しやすいのだろうなと感じています。

さくらが更にこれからどんな変化をみせてくれるのか、楽しみでなりません。
これこそが、保護犬と暮らす醍醐味だなと感じています。